2019年12月11日水曜日

わからないあなたが



ひさしぶりにぶろぐを投稿してみる。
こういうのは、なにも書くことを考えずに、手を打ち込みはじめるほうがいいのだと信じて、今書いている。


曖昧に空間に目を向けながら、くるしいかなしいもうたえられないとぼんやり感じていても、自分の気持ちが自分でわからないから。そういう時は、紙なりPCなりを出して、手や心が頭より先に進んでいくことにまかせて、そうして自分の今感じていることが、なぜそれが苦しいのか、すこしわかるような気がするから

そういえば、ぶろぐ編集欄を見たら、ずっと前に、書いて途中でやめていた文章があったので、ここに貼ってみる。

ーーー

そうやって茶化してくれたほうが僕は気が楽だ

いつだって笑いながら君と話がしたい

難しいことは何1つないはずなんだ

でも、うまくいかない

いつも悪い未来ばかりを想像してしまう

映像で自分自身の声を聞くことがたまにある

すごく悲しかったはずなのに、意外と自分の声が明るく聞こえることがある

ということは、明るいのかもしれない

どこで間違ったのかなあとぼんやり思い返してみても、
結局のところわからない

ーーー

ああ、あの時かあと思い出す。あれは今から半年ぐらい前のことで、それは今でもほとんど同じように、毎日、つらく心に刺さっているのだけど、解決することはできない

たまに「時間の無駄だ」という言葉を聞く
いつもそれに違和感があって、というか、「時間の無駄だなあ」と自分自身が感じた瞬間が本当にないから、つまりさみしい気持ちになる
まして、それがどんな人であったとしても、僕は人と会う時間を、過ごしたことを、無駄だった、なんて思ったことはない

なんだか仮想の意見に、異論の言いにくいような正論のようなことを書いてるようで自分がくだらなく思えるのだけど、でも、本当にそう思っている

だからたった一回会った人でも、枕のような心のふくらみに鉤のようにめり込んで毎日思い出してみたりする
自分の時間なんて大したことないって心の底で思っているからかもしれない
そこに守るべきものは本当はそんなにない気がする

旅から帰ってきて、「やっぱりあらためて自分の故郷のすばらしさに気づいた」みたいなのはくだらないと思う そんな旅はしたくない
旅っていうのは、元いた場所にはもう絶対に戻れないんだっていう覚悟の(実際そうだと思う、旅に行く前の自分と帰った自分は違うはず)心でするものな気がして、僕にとっては
故郷がその人にとって過ごしやすいのは当たり前のことで、すばらしいのもきっと当たり前のことで、それでも僕たちはその体と心を砕かれながら、寂しさと悲しさと愛おしさに押しつぶされながら、目に雲を宿して旅をしなきゃいけないんだと思う。

そういえば今日は曇った夜空に月を探して、そして見つからなかった
でも、探すのを諦めて家に帰っている時、眩しいほど輝く月が、
君の方から現れてくれた
井上陽水の歌詞みたいかな どうでもいいね

映画の「ジョーカー」を何人かが絶賛しているので、観に行ってみたのだけど、よくわからなかった というか、主人公の心の動きのようなものが、観客としてわかりすぎて、つまらなかったのかもしれない 人の感情なんてそんな簡単にわかるはずないし、映画だとしても、そんなに簡単にわかりたくない 画面の外にある僕が知ることのできない色々な出来事が、きっとその人にそうさせているんだから、こういうことがあったからこの人はそれをした、みたいな感じにされると、しらける。
こんなに、主人公の次の行動が読めてしまうような映画はまれだな、とも思った
それが嫌だった

僕は君の気持ちがわからない
本当にわからない
本当はめちゃくちゃ考えて、いろんなことを試したけれど、
わからない
それは言葉で伝えればどうにかなるのだろうか?
いや、きっと君も君の気持ちが本当にはわかってなくて
僕もそう

でも、僕は人が理解できない時が、どこかでものすごく嬉しい
心がきらめく気がする

わからない、君の考えてること全然わかんないよ!って、心が輝いていくのを感じる
輝いていくのと同時に、強烈な苦しさや寂しさが刃物のように込み上げてあっけなく心を突き刺していくのだけど
でも、僕はわからない君が好きだ

わからないあなたが

でもそれでも一瞬”通じ合えた”って、一瞬、勝手に感じてしまうその瞬間が

一番好きだけれど

またすぐにわからなくなってしまう

それでも

わからないあなたが好きだ








Mister blue sky please tell us why
You had to hide away for so long (so long)
Where did we go wrong?

ミスターブルースカイ 僕たちに教えて
どうして君は隠れなければいけなかったの? こんなにも長く
どこで僕たちは行き違ってしまったんだろう?













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