みんな元気かな。もう12月だ。
僕の部屋は暖房が壊れて、ただ大きな音でよくわからない風を吐き出すだけで、寒いよ。
ここにあるmacの銀色のアルミは冷めたくって、指先がしばれるよ。
本当に寒い。
もし一生が一度じゃないのなら、僕の選択は変わるかもしれない。
人生一度きり、っていうのはやはり難しい言葉で、一度だからこそ好きな事を後悔しないようにやりきろうぜという意味と、一度きりだからこそ自分を大事にしてよく考えて選択をするんだ、って両義だから、人生一度、という言葉は途惑う時にも最近はあまり効力がないような気がする。
寒い。
でもやっぱり、個人的には、「一生は一度だから好きな事を後悔しないようにやりきろう」っていう方の人生をやはり送るしかないんじゃないかって思い始めている。
まあ思ったりその時々で言うのは簡単なんだけどね。
思いつきで旅をしてもいいけど、やっぱりちゃんと覚悟と準備を持った旅の方が、有意義なんだよな。(当たり前だけど)
だから、ちゃんと覚悟と準備をした旅を始めたい。
今、27歳になった。歳を重ねるっていうのはなんかいつももうよくわからないんだけど。
例えばこの部屋に大きな音をさせて吹く、全然あったかくならない風みたいな。
人生は一度きりだ。
いくら風に問いかけても、答えはくれるはずもない。
きっと風にだってわからない、知ったように吹いてみせてるだけで。
生きる意味も正直よくわからない。
でも、生きる意味ばかりをただ考えて、現実を生きれないのはまずい。
ただ生きることなんてできない。生きるには現実があり夢があり、よくわからない風が吹いているのだ。
死んだ人のことを思うと、ふと思いつめていくと「もう二度と会えないんだ」って奈落の底みたいな気持ちになる。
その気持ちは、別に何にも癒されないだろう。
地球上のあらゆる人が、その実感をよくわからない風の中でそれぞれに向き合っているだけだ。
旅をしたい。
二度と帰らないような旅を。
帰る場所すら消えていくような、大きな旅がしたい。
一度の一生を希望で震わせたい。
このエアコンの壊れた12月の小さな部屋で 寒さに震えるのも、悪くはないけれど、僕は希望に震えたい。
君だってきっと
The time to hesitate is through
No time to wallow in the mire
Try now we can only lose
And our love become a funeral pyre.
Come on baby, light my fire
躊躇う時は過ぎた
泥の上ををのたうつ時間はない
今やろう 僕らは敗れることしかできないんだ
僕らの愛は火葬の薪になるんだ
来て 僕を灯して
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